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駆け出しキーボーディストの皆様に耳コピの仕方、曲の解説などやってます。

インド所感

ということで、インド旅行の振り返りをしてみましょう。

えーと、4月下旬に行ってきました。

星の付け方など、細かいことはイラン編の方に書いてあります!

総評 ★★★☆☆

星4つにするかかなり迷った。難しいすなあ。海外旅行の楽しみ方というかスタイルみたいなものが段々固まりつつあるから、手探りだった過去の往訪地よりも最近の町の方が良い印象があるんですよねえ・・・ま、今回は星3つということで。過ごしやすい時期にもっと長期間行っていれば多分星4つにしていた。ボッタクリとか詐欺とかトラブルはたくさんあるけど、総じていい人ばっかりだし、いろんな出会いがあるし、のんびりしてるし、メシはうまいし、かなりいいと思います。これはリピーターが多いのも納得。ただ、10日の旅程で来てる人とか皆無で、3ヶ月とか半年とか、世界一周旅行中とか、そんな人たちばっかりだった。バラナシとかタージマハル近辺はまた少し旅行者層が違うんだろうけど(今回どちらも行きませんでした笑)。

 

 

参考までに今まで行った街を格付けしてみました。これも超個人的な見解です。イラン旅行のあと、新婚旅行で西欧を周ったので、インドを追加した以外にも更新しています。

★★★★★ ニューヨーク カリフォルニア

★★★★☆ イタリア フランス スペイン ベトナム 台湾 韓国

★★★☆☆ タイ マレーシア イラン インド

★★☆☆☆ ドーハ

★☆☆☆☆ デトロイト

 

というところで、以下各論。

 観光スポット ★★☆☆☆

いろいろある。バラナシで沐浴したり、タージマハル見に行ったりするのが一番オーソドックス。ただ、のんびり構えて行動しないと、良さを感じることが難しいような気がするので、短時間で観光スポットを回って帰る、というのはあまり向かないと思う。あと、観光地の近辺は観光客向けの商売が成立してしまっているので、ちょっと微妙。

 食事  ★★★★☆

うまい!ローカルの料理は何食べてもうまい!ただしイタリアンとかコーヒーとか、ローカルの人たちがあまり食べないような食事のレベルは低い(し、カネもそれなりにかかる)。食事の値段は味というより店構えと雰囲気で決まる、というのはどの国でもほぼお決まりですね。ローカルのマジョリティと同じぐらいのレベルに合わせると、駅弁が160円。屋台に出てるサモサ(カレー味の揚餃子みたいなもの)はこぶし大×2で20円。チャイも1杯20円。ラッシー60円。オムレツのサンドイッチ(3つ)80円。焼きそば270円。基本全部安くてうまい。ほぼ外れなかった。味は全部カレー(というか、マサラというスパイスの組み合わせ?)で調えられています。焼きそばもそう。でもうまい。

あと、同じぐらいの価格帯であれば、レストラン同士のクオリティの差はあんまりないような気がする。それよりも、居心地のよさ(ルーフトップだったり、テラス席だったりなどなど)の方が重要。個人的には。ちなみに、4月は1年で最も暑い時期の一つだけど、乾燥しているので、風通しの良い日陰であれば、外の方が気持ちがいい。

よくお腹壊すと言われるけど、一度もなんともならなかった。幸運なのか、強いのかは不明。でも東南アジアでも一度も下さなかったから強いのかも?カットフルーツ(野菜)と生水を大量摂取することだけは避けたからかもしれない。ラッシー(自家製飲むヨーグルト)飲みまくったけどね。

 移動  ★★★★☆

どれもめちゃくちゃ安いし便利。特に市内は、リクシャーというオート3輪のタクシーが走っており(タイのトゥクトゥクです)、ちょっと乗るだけならそれこそ30円ぐらいで乗れちゃう。15分運転させて、だいたい100円ぐらい?とにかく安い。ただ、言い値で乗っちゃうと大損なので、ある程度交渉すべき(ま、それでも10円、20円の世界なので、テキトーなところで交渉切り上げてさっさと乗ってましたが)。ちなみに、交渉は、決裂して別のリキシャーを探すフリをしてからが本当の勝負だった。笑 大都市は地下鉄もある。キレイだし安い。初乗り15円ぐらい!

都市間は、電車とバス。これもエアコン付の夜行バス・夜行列車なんかで、だいたい1000円ぐらい(もちろん距離による)。夜行バスは結構しんどい。サスが効かない上に悪路なので、細切れにしか寝れない(カーテン付きのベッドが用意されているから、個室感覚で良いのだが・・・)。電車はかなり快適。3等寝台(エアコン付、標準よりちょい上のランク)しか使っていないけど、これかなり快適。ちゃんとベッドあるし、毛布も枕も支給される。あんまし揺れない。これはひたすら熟睡できる。唯一の欠点はちと汚いこと。基本は空気が乾燥してるからあんまし気にならないんだけど、たまに端っこでネズミが走ってたりする。笑

 気候 ★★★☆☆ ※デリー近辺

超暑かった。昼間は40度ぐらい。頻繁に休憩しないと死ぬ。歩き続けるのは不可能。ただ、湿度がないからカラッとしてて快適ではある。あと朝晩は20~25度ぐらいになるから、ますます快適。

気候は場所によってかなり違う。チベットに近いところだと、まだ朝晩氷点下だったりするらしい。

 街並み  ★★☆☆☆

安宿の周りは基本汚い。ゴミだらけ。牛と犬と鳩が転がっている。そしてウンコだらけ。当然蝿だらけ。バザール(フリマみたいな商店街)の肉屋近辺とか、もう息ができないぐらい蝿がいる。あと乾燥してるから土ぼこりがすごい。人も転がっているという話だったけど、印象としては、そこまでではなかったような。用もないのにそのへんに座っている人はたくさんいたけど。まあこれはイランと同じですね。

コンノートプレイスとか、もうちょっと上流っぽいエリアだと、さすがにウンコは落ちてなかった(犬は転がっていたけど)。

 ホテル ★★★★☆

超安い。ゲストハウス1泊800円~1,000円ぐらいで、風呂トイレつき、エアコンなし。もっと安く済ませることもできた。朝晩は結構涼しいからエアコン不要。家族経営のとことかだとかなり素朴なかんじで楽しい。ホテルはルーフトップにレストランついてた方がいいと思う。ホテルのレストランとはいえ全然高くないし、朝食とか夕食とか、パッと食べたいときにすぐ行けるし、のんびり本でも読みたい時とかはスタッフと顔なじみになっちゃえばかなり気楽。バスとか電車のチケットを取ってくれるところもある(もしくはコミッションが安い代理店を紹介してくれる)。

あと、インドは世界中から若い旅行者がたくさん来ていて、いろんな国の人と仲良くなれるのもいい。そういうのって、たいていはホテル併設のレストランがきっかけだったりする。

 言葉 ★★★★★

ほぼ英語が通じるのでOK。ただ、ホテルの人とか運転手とかは、ちょっと込み入った話とか、本人の仕事と無関係な話をすると全然分かってなさそうな模様。電車の中で会うインド人旅行客とかはやや上流階級なのか、相当流暢に英語を話すことができる。ていうか、こっちが全然追いつけない。笑

 人 ★★★☆☆

受け身になったらNG。とにかく、話しかけてくる奴らは基本的には何らかの狙いがあるものと思った方がいい。ただ、彼らは言葉巧みに騙そうとしてくるだけで、(少なくとも大通りでは、)別に無理やり何かをしたり、金品を脅し取ったりすることはなさそうなので、しょうもない話に適当に付き合うのもそれなりに面白くはある。ちょっと中心部から離れると、基本はリキシャのオジサンぐらいしか話しかけてこない。

こちらから話しかけて、そいつが悪いやつだった、ということはほぼなかったので、何かに困ったら自分から聞きに行くべき。一回、道を聞いたら、すごく親切に案内してくれたんだけど、途中から「家族がケガして金がないから金をくれ」と話し始め、困ったことがある。あと困るのが、子供が金をせびりに来ること!これは本当に本当に困った。 

 治安 ★★★★☆

女の子が一人で歩けるか、と言われればそれは怪しいけど(実際事件も起きている。しかもホテルで!)、男だったら全然問題なし。言葉巧みに騙そうとしてくるけど、はっきり断ればそれ以上のことはしてこない。 

 通信 ★★☆☆☆

安宿のWifiは結構不安定だし、ロビーしかつながらないことが多い。しかもよく分かんないけど国際ローミングでの電話もできなかった。ま、わざわざインドまで来て四六時中スマホいじってるのも馬鹿らしいし、諦めて本でも読んだ方がいいと思う。

 地球の歩き方 ★★☆☆☆

まあよくこんなにたくさんの都市を調べたものだと思った。すごい。やっぱり必需品。でも結構地図が間違ってる。細かいところから、ランドマークの近辺含めて。掲載されてるレストランなんかも、別に特別素晴らしいものばかりではない。宿も。どれも似たり寄ったりなので、あまり地球の歩き方に拘泥しすぎないで、そのへんのオジサンに道聞いたり、旅行者っぽい人にうまいレストランを聞いたりすればいいと思う。