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駆け出しキーボーディストの皆様に耳コピの仕方、曲の解説などやってます。

私を構成する9枚

最近FBやInstagramでちょこちょこ目にしますね。アルバムのジャケットを9枚並べるやつ。せっかくだしワタクシもやってみようかな、と思いましたが、これが案外むずかしい。。。再生回数が多いアルバムを並べても全然自分の音楽的趣味の幅を説明できているように思えないけど、かといってその場の主観で選ぶと、無意識に名盤と呼ばれるものばっかりになりそうでそれも違う気がする。
あと、お題の意味が曖昧すぎる。確かに「私の好きな9枚」だとあまりに表面的だし、そんなの改めて考える必要はないと感じてしまうけど、「構成する」になると、自分の音楽的趣味はどんなルーツから来ているのか?とか、自分の音楽的趣味を最も説明できる9枚は何なのか?とか、いろんな解釈ができちゃうね。逆にいろんな解釈が出てくるから秀逸なのかもしれないけど。

ぶつぶつ言ってみましたが、結局やりました。「構成する」という言葉は、「自分の耳を形成した」と読み替えることにしました。皆様新しい音楽に好き嫌いの判断をしていると思うのですが、その判断基準に影響を与えた音楽があるはずです。例えば、私は高校生の時はロックしか聞いてなかったですが、大学に入ってソウルを聴き始めたことで、ソウルっぽいアプローチのある新譜について、好き嫌いの判断ができるようになりました。ロックしか聞いていなかった時は、ソウルなんて好きでも嫌いでもなかったですから。
で、やってみた結果がこれです。本当に時間かかった・・・

Live / Erykah Badu
Live / Donny Hathaway
JOY / 山下達郎
Try! [Live] / John Mayer Trio
Live in San Francisco / the New Mastersounds
Next / Soulive
Talking Book / Stevie Wonder
Body and Soul / Dexter Gordon
Discovery / Daft Punk

せっかくなのでレビューも兼ねようと思ったけど、これ全部はかなりきついね!
ということで、ちょっとだけにします。

Live / Erykah Badu

記念スべき一発目はNeo soul界の最高峰、Erykah Baduでっせ!ネオソウルとは、90年代後半から始まった、クラシックなソウルを現代的なサウンドで蘇らせたジャンルのことなんです。他で有名なのはD'Angelo大先生などなど。2000年前後のサウンドだからかなり現代的なんだけど、ビートの感じはとても黒人的。使っている音は、鍵盤はビンテージ系エレピとクラビネット+ワウという感じで古い機材なんだけど、ベースはかなり大出力のアクティブを使っている。
ビートはめちゃくちゃ重いんだけど、リズム隊が絶妙のグルーブでうねらせてるからどんどん進む。ビートが重くしようとするとテンポが遅くなったり、テンポを上げようとするとビートが軽くてかっこ悪くなったりするんですが、重いのに進むという、普通に考えたら矛盾しそうなことを実現しているんですね、この人達。本当にありえない!
どの曲も本当にオススメなんですが、2曲ほど紹介。


Erykah Badu Live - Full Album 1997

Otherside of the Game 3:50

Stay 46:45 

 Other side of the gameはスタジオ版よりテンポ遅めだけど、その分ベースとドラムのタメ感がかっこいい!
StayはChaka Khanのカバー。このライブではスローテンポな曲のうねりを聞いてほしいけど、初めて聞くにあたってはこれぐらいテンポいいやつの方が聞きやすいよね。

 

いやーこの記事は時間かかるぜ・・・笑
次回はDonnyのLiveいきます!これも名盤!!!死ぬほど名盤!!!!!!!