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駆け出しキーボーディストの皆様に耳コピの仕方、曲の解説などやってます。

初めてキーボードをはじめるあなたに その4-2

さてさて、こないだ途中で諦め…長くなっちゃったので2回に分けたやつの残りね。
こないだは、①初回練までの用意の仕方、②練習の進め方、③ライブ本番のお作法のうち、②の途中までいきました。初回練まではお話できたので、次はその後から!

②練習の進め方
なんとか初回練が終わったら、次の練習に向けて練習を振り返りましょう。まず最初にやるのは録音のメンバー共有と確認です。これ、超重要。今日のバンドのグルーブはいけてたのか?オレ、ちゃんとソロ弾けてるのか?などな、確認することは山のようにあります。まあ、そんなに身構えて聞かなくてもいいから、まずは移動中にチェックするぐらいでいいと思います。
録音機材はいろいろありますが、個人的にはzoomのiphone用マイクが一番ラクだと思います。これならいちいちPCに取り込まなくても、練習の帰り道から聞けます。メンバーへの共有はスタジオでairdrop使ってやってます。超楽。
スタジオで合わせる→録音聞く→個人練する→スタジオで合わせる…を繰り返せばどんどんうまくなります。どんな観点で聞けばいいか、については死ぬほど説明が難しいので後日。一言で言えばリズムのタテが揃っているか?と、自分たちが出したいノリが出せているかです。

③ライブ本番のお作法
さていよいよ本番です。ライブ当日のお作法は、いろんな雑誌で目にすることがあるのであまり細かくは書かないです。
まず最重要なのは時間を守ること。これ必須。リハーサル含めて分刻みのスケジュールで進行してるので、30分前の行動を心掛けましょう。
次にリハーサルですが、リハーサルは練習する時間ではなくサウンドチェックの場ということを忘れずに。つまり、音出ししてる時は自分の演奏の出来ではなく、音量のバランスを気にかけましょう。具体的には、ステージの反対側にいるパートの音が聞こえてるか、です。リハーサルはフロアに誰もいませんが、本番はお客さんで埋め尽くされることになります。実は人間は音を吸収するので、フロアを埋めるお客さんによって、思ったより音が響かなくなるんです。そうするとステージ反対側のパートは結構聞こえなくなります。その辺も考えて自分のモニタースピーカーに出してもらう音を調整しましょう。
最後に、本番はとにかく楽しむのみです。お客さんのノリが悪いから盛り上がれない、というのは三流です。自分達が盛り上げなかったら誰がお客さんを盛り上げるんでしょうか?自分たちがとにかく楽しんで盛り上がると、お客さんも乗ってきますので、とにかく楽しみましょう。
あ、あと本番は絶対に録音しましょう。そして、後で反省会をしましょう。笑

はい。ということで長くなりましたが、キーボードを始める方に向けた連載をやってみました。いかがでしょうか?ここで書いたことはかなり広く浅く…という感じなので、細かいことは必要に応じて今後紹介していきたいと思います。

最後になりましたが、バンドの中でキーボードはギターやベードラと同じぐらい重要な役割を担っているのですが、いかんせんバンドでキーボードやってます、と言うと、合コンウケもよくないし、バンドやってない人にはキーボードとかいらなくね?みたいな反応をされることが多いですよね。笑  でも、キーボードがいなくて成立するバンドってほとんどないんです。サウンド面ではリズム隊とフロントの橋渡しをする重要な役だし、オリジナル曲を作る過程では編曲の中心を担うことが多いです。
ぜひ、世間の冷たい目に負けることなく精進してください!笑  重要性の割には人口が少ないので、一通りできるようになると引っ張りだこですよ。笑
それではまた。