初めてキーボードをはじめるあなたに(7)コードはわかったけどボイシングどうすんねん

どうも!日本は三連休ですね。こちらはもちろんそんなことはありませんが、週末というものは素晴らしい。取引先の社長と会長と当方との会食を楽しくお開きにし、本格的な週末の始まりです。

どうでもいいけど、このタイトルいい加減変えたい。「初めて」キーボードを「はじめる」て。始めるのはほとんどの場合1回しかないし。なんでこんなタイトルにしたんだろう。正直書きはじめた頃はこんなに検索されることもなかったし(現在、「耳コピ キーボード」とかでググるとこのブログがトップの検索結果なんですよ。(ドヤ))、適当だったんでしょうね。あと、まさかこんなに続くとは思わなかった。とりあえず耳コピの仕方と楽器の選定と、ライブでのお作法を書いたら終わりかなと思っていたんだけど、意外と他にも気をつけるべきことがあって、結局ずるずるここまで続いてきました。

あと、さらにどうでもいいと思うけど、途中にちょいちょい仕事の投稿とかしてるんですが、これ本当は別のブログでやるべきだったね・・・ターゲティングが甘い。まあ、半分以上自己満足でやってるから書きたいように書くというのが大事だったりするんだけども。

さて、前置きが長くなりました。今日はボイシングについてです。皆さん、ボイシングできていますか?「ドロップ2ぐらいですけどやってます」みたいな人は今回の読者様ではないですね!笑 今回はもっとシンプルな話。ポップスやR&Bなどで出てくるコードのボイシングってどうやるの?という話です。これもできるだけ鍵盤使いながら読んでね。

そもそもボイシングとは

ボイシングというのは、コードの転回のことです。ドミソなのかミソドなのかソドミなのか、的な。クラシックだとこの3種類は全て違う和音として捉えられるのですが、ジャズをはじめポピュラー音楽では全て同じと捉えます。全部Cです。つまり、楽譜にCと書いてある場合、この3種類の中から自由に選んで使って良いというわけです。でも実際は次から次へとコードがスピーディーに変わっていく中で、どんな判断基準を持ってボイシングを選べばええねん!ていうかそんな悠長に考えてる余裕ないねん!という状態だと思います。ここでボイシングの目的ですが、これはとにもかくにもトップノートの音の推移を滑らかにすることです。例えば、合唱コンクールとかの礼の時に使う和音のコード進行はC、G、Cなんですが、これをもし仮に、「ドミソ→ソシレ→ドミソ」と弾くと、別々のコードを3回鳴らしただけみたいな感じになってしまいますが、これを「ミソド→レソシ→ミソド」と弾くと、途端にコード進行ぽく聞こえると思います。違いはトップノートで、最初の弾き方だとトップノートがソ→レ→ソとなっていて5度も離れています。正直、3度飛ぶだけで相当にバラバラ感が出ます。一方、後者の方はド→シ→ドとなっており、半音しか動いていない!そうすると、人間の耳にはコード進行のように聞こえるのです。ボイシングは、全てこの「コード進行に聞こえる」という感覚を実現するためのものです。ていうか、それ以外の用途はありません。つまり、あらかじめ滑らかに聞こえそうなボイシングの組み合わせをマスターし、それをとにかく使っていけばいいのです。

キーボードのボイシング超簡易版

とは言ってもボイシングの組み合わせなんて無数にありそうだし・・・と思いますよね。とりあえずまずは、ポップスですぐ使えるボイシングの基本パターンを伝授しましょう。これで相当に候補が絞れます。
ポップスの基本である4和音(Cm7など)を例に取ると、1-3-5-7, 3-5-7-1, 5-7-1-3, 7-1-3-5の4種類の展開形がある。これを瞬時に使い分けるなんて、無理でしょ!!!!という読者様のために、簡易版を用意してきました。ズバリ、

左手で1、右手で残った357を弾く

です。

これのいいところは、まず左手はルート音だけ弾けば良いので、考えることが減ります。右手だけに集中できる。あと、右手も3音しかないので、3-5-7, 5-7-3, 7-3-5の3パターンしかなくなる。これで大分CPUを無駄遣いしなくて済みます。 基本的に、この展開形が自由に使えたら、ポップスのボイシングはほとんど困りません。ということで、このメソッドを使ったボイシングを例で考えてみましょう。

例えば、Dm7  G7  Em7 A7という進行があったとしましょう。ルートを抜くと、それぞれの音は:

Dm7 ファ・ラ・ド
G7  シ・レ・ファ
Em7  ソ・シ・レ
A7 ド#・ミ・ソ

となります。
例えば、Dm7を下からレ・ファ・ラ・ドと積んだ場合、次のG7のトップノートはドに近い音を使うので、シかレになります。今回はレを選ぶとします。そうするとG7は下から、ソ・ファ・シ・レとなります。

今度はEm7の中にレに近いものを探します。同じレが入っているのでこれを使いましょう。そうするとミ・ソ・シ・レになりますね。

最後のA7の中でレに近いのはド#かミです。今回はド#を使います。そうすると、ラ・ミ・ソ・ド、となります。

これをまとめると、以下のようになります。一番下の音はオクターブ下げたほうがそれっぽいです。

Dm7 レ・ファ・ラ・ド
G7  ソ・ファ・シ・レ
Em7 ミ・ソ・シ・レ
A7  ラ・ミ・ソ・ド#

この順番で弾いてみると、すごく滑らかだと思います。

最初にDm7をレ・ファ・ラ・ドと積んだらこうなります。ただ、レ・ド・ファ・ラと積んだ場合、トップノートがラから始まるので、G7はソ・レ・ファ・シとかにした方が良さそうですね。こんな具合で、とにかくトップノートが滑らかになっていれば、別にどの展開形を使っても問題ないです。注意点は、あまり選択肢がありすぎると本番中に迷うので、II-V-Iのコード進行ぐらいは、自分が好きなボイシングを作って頭に叩き込んでおきましょう。ワタクシも、全てのキーでパターンを持っています。これが自由に出せるようになると最高ですね。慣れないうちは、楽譜に音符を書いて覚えるようにしましょう。Dm7→Em7みたいな進行の場合は転回しなくてもそのまま平行移動すれば問題ないので、この辺は覚える必要ないです。やはり重要なのはII-Vですね。ルートが大きく動くから、IIとVでコードの転回を変えなきゃいけない。これが最初は難しいと思う。とにかく最初は楽譜に音符を書いて覚えるところからですな。検討を祈る。

(1時間、2442文字)

初めてキーボードをはじめるあなたに(6)U-fretのコードにテンションノートをつけたい!

どーもどーも!ちょっと家に帰るのが早くなると更新が早くなります。笑 あと、普段仕事ではSurface、プライベートではMacbookを使っているのですが、今日は会社帰りにベストバイでSurface用のキーボードを購入したので、テンション上がる→なにか書きたい→ブログ、ということになりました。笑

ということで、今日は前回のU-fret論の続編です。前回の記事はこちら:

初めてキーボードをはじめるあなたに(5)U-Fret先生もありでしょう - so far

U-fretは超優秀なんだけど、たまに「ちょっと音が違うな」と思うことがあるはず。特にオシャレ系の曲をやるとあるよね。これは大抵、テンションノートの差によるものです。U-fretはテンションノート書いてないからね。ということで、今回は、U-fretのコードにテンションノートを加える方法をお教えします!ぶっちゃけ、これがマスターできたら、キーボードにとって曲のコピーはかなり完成度あがるよね。怖いものなしである。今回は、久保田先生のLove Rainを題材にしてみます。

www.youtube.com

 

U-fretの楽譜はこちら。

LOVE RAIN ~恋の雨~ / 久保田利伸 ギターコード譜 - U-フレット

コードは本文に書いていくので、U-fretは特に開かなくてもいいかもしれません。できれば手元に鍵盤があるといいと思います。さて、それではいってみましょう。今回は難易度別に解説したいと思います。

レベル1:セブンスの中で一番聞こえる音を足す。

最も簡単かつ、一番燃費がいいです(費用対効果が高いことを、燃費がいいと言います。僕の周りではw)。とにかくセブンスにフォーカスします。あとは放置。笑 セブンスのテンションノートは結構種類があり、かつ響きが相当変わるので、入ると目立ちます。だからこそ、原曲から拾ってきて、それをテンションノートとして無理やり足しちゃおう、という作戦です。ということで、早速見てみましょう。例えば、2:56からのコードはU-fretではこうなっています。

|EbM7 | Ebm6 | Dm7 | G7 |

最初の3つはまあいいんですが、最後のG7、トップノートがEbのように聞こえませんか?シンセの音もEbになっているし、仮にバンドでやるときにピアノ一本でやるとしたらシンセのパートがなくなるし、この音はコードに反映させたい気がしませんか?しますよね(強引)。G7から見たEbはm6という見方もできるのですが、6と7が共存することはなく、かつ7が優先されるので、6は13になります。Eのフラットなので、b13になるわけです。左手でG、右手で下からF、B、Ebという風にコードを積むと、それっぽくなるではないですか!!!
こんなかんじでやっていけばOKです。基本、気になるところだけでOKです。

レベル2:トップノートの音を取る

だんだんレベル1だけだと物足りなくなってくるものです。笑 そんな読者様にはレベル2。トップノートの音を取っていき、その音をU-fretに書いてあるコードに入れる方法です。基本的にはやってることはレベル1と変わらないですね。なんでレベルを分けたんですか これは一応耳コピの範疇になりますが、単音を取るだけなので、ピアノをやっていた人だったら結構簡単にできると思います。実際に音源を聞いてみましょう。Bメロの1:07~1:14ぐらいまでですかね。1小節に2個ずつコードが入っています。こんな感じ。

| Cm7 | F7 | BbM7 | EbM7 | Cm7 | D7 |  Gm~ (最後は省略)

最初のCm7からD7まで、トップノートはG G F F Eb Fとなっています。この音がコードトーンの中にあったら、ただ単にコードを転回すればOK、なければ、テンションノートとして足してしまえばOKです。
・GはCm7の5度の音なのでそのままでOK
・2個目のGはF7に含まれていない→GはF7から見ると9度なのでF7(9)
・FはBbM7に入っているのでそのまま
・その次のFはEbM7に含まれていない→EbM7から見ると9度なのでEbM7(9)
・EbはCm7に含まれているからそのままでOK
・FはD7に含まれていない→D7からみると#9なので、D7(#9)

というかんじになります。まとめると、こんなかんじです。

| Cm7 | F7(9) | BbM7 | EbM7(9) | Cm7 | D7(#9) |

簡単でしょ?#や♭が含まれるオルタードテンションとか、名前だけ聞くと意味不明だけど、ただ単にトップノートを揃えるためだけに存在していると考えれば、そんなに難しくないです。はい次。

レベル3:コード理論から攻める(セブンス編)

これはコード理論がわかっていれば、そんなに難しくないです。ここまでくると、
実はテンションノートをつけるというよりは、U-fretのコードの間違いを直すみたいな意味合いが強くなってきます。これができた暁には、「ああ、Uf -Fretね。あれ便利だけど、たまにコード間違ってるんだよなあ」とドヤ顔しましょう。笑
レベル1でもちょっと触れましたが、セブンスコードはメジャーコードに解決するかマイナーコードに解決するかでテンションノートが全く違います(レベル3なので、話のレベルが上がっています)。メジャーに解決するドミナントのテンションは9か13、マイナーに解決するドミナントはb9、#9、b13のどれかがつきます(本当は11thもあるけど、ややこしいので放置)。
さて、課題曲に戻ります。1:55からの間奏部分で、EbM7 Ebm6 Dm7 Gaug Bb という進行が出てきます。コード理論をやってきた人なら、「augってやだなあ」と思いますよね。それもそのはず、augというのはコード理論で出てこないからです。でもあんなに網羅的に体系だてて音楽理論を説明しているのに、augが説明できないなんておかしいでしょ。そういう風に考えられたアンタは偉い。これ、答えをいうと、音楽理論にはaugはaugという形ではほぼ出てこないけど、あるコードにテンションノートを足すと、途端にその響きが出てくるんです。それがセブンスの(b13)です。例えばG7(b13)の構成音はG, B, D, F, Ebですが、DとFを抜かすとG, B, Ebとなり、これは完全にaugではないか!つまり、U-fretでaugが出てきたら、7(b13)の可能性があると疑ってください。
あと、理論的なアプローチにしても、GというのはキーBbの中では6度に位置するんだけど、5度下がCマイナーだからオルタード系のセブンスになる可能性が結構あります。
ここまで、これ本当にコード理論から攻めてると言えるのかよくわからなくなってきましたが、とりあえずそんな感じです。w
同様に、Ab6など、シックススのコードがたまに出てきますが、これも、本来ならAb7(13)とすべきものをAb6と書いているだけの可能性があります。6th系もやりづらいと思うので、全部セブンスの13thに置き換えてしまって良いです。なんかだんだん理論が関係なくなってきたな・・・

レベル4:コード理論から攻める(全般編)

テンションノートは一見とっつきにくいですが、セブンス以外は実はスケールがある程度わかっていれば、とても簡単です。もう少し言うと、アベイラブル・ノート・スケール(と、アボイドノート)がわかれば楽勝です。
キーがCだと、使える音はCDEFGABの7種類になるわけです。が、例えばコードがDm7の場合、アボイドノートは6度、すなわちBは使っちゃダメな音ですね。テンションノートとは、このCDEFGABのうち、コードトーンとアボイドノートを除外した残りの音、と言う風に理解してください。つまり、コードトーンであるD、F、A、Cと、アボイドノートのBを除外した残りのEとGがテンションノートです。EはDm7からみて9th、Gは11thになるので、キーがCの時、Dm7には9と11が使える、と言う具合になります。
同様に、キーがCでコードがCM7の場合、コードトーンがC、E、G、B、アボイドノートがF、と言うことで、テンションノートは9thと13thになります。
こんな具合で、アボイドノートさえ分かれば使えるテンションノートはすぐわかっちゃうのです。これはすごいでしょ。
セブンスだけは例外です。レベル3で書いた通り、解決先がメジャーかマイナーかで変わってきます。
これがなんとなくイメージでパッとわかるようになると、トップノートをこうしたいなあ的なことを考えながら、スルスルとテンションノートをつけることができちゃうわけです。

レベル5:響きで聞き分ける

正直、レベル2から4が全部できれば、ここまでやらなくてもかなり本物に近いテンションノートが抑えられているはずですが、一応究極編と言うことで。
例えば、BbM7のトップノートがFの場合、下からBb、A、D、Fと積めばボイシング的には完了なのですが、レベル2の例とか、よーーーーく聞くと実は下からBb、A、C、D、Fになっているような気がしませんか?しますよね(強引)。要はBbM7(9)と言うこと。特にナチュラルな9thはあまりコード全体の響きに大きな影響を及ぼさないため、トップノートでもなければなかなか聞き取りにくいです。ただ、トップノートではないということは、どれかのコードトーンと必ず全音か半音でぶつかっているので、その微妙な音の濁りを見つけることができれば、聞き分けられる。かも?

 

まとめ

はい、ということでかなり長くなりましたが、これがテンションノートのつけ方です。レベル5など、正直ここまでやるならU-fret使わなくていいじゃん!ていう話になるよね。本末転倒なので、いかに燃費よくテンションノートを付与できるか、という点に心血を注ぎましょう。レベル4まではマスターしたほうがいいです。ちなみに、ここに書いた方法というのは全てポップス、ロック、R&Bあたりしかカバーできておりません!特にJazzはもっと複雑です。Ego-wrappinとか東京事変ぐらいなら今回の記事でカバーできますが、Bill Evansやりたいとか思うようならば、Jazzのボイシングの本を買って勉強しましょう。。。

あと、今回はテンションノートについてでしたが、最後の方とか、ちょびっとスケールの話が出てきたと思います。もうお分かりかもしれませんが、テンションノートとスケールの性質はほぼ同じです。スケールはキーとコードネームの組み合わせで決まりますが、同様にテンションノートもキーとコードネームの組み合わせで決まります。ジャズのコード本にテンションノートが載っていないのはそのためで、キーとコードネームがあれば使えるテンションが絞られるから、自由につけちゃってちょ、という意思表示なわけです(逆にどうしてもこのテンションノート!という場合には書いてあることもあります)。ということなので、ここでテンションノートがイマイチ理解できなかった場合は、スケールを学んだ後にもう一度ここに戻ってきましょう。そうすると、かなり理解が深まると思います。

いやーーーー今日はキーボードを買ったから試しにタイピング、とか言ってたけど、全然そんな軽いノリでできるトピックじゃなかった。。。もっとアホな話にしておけばよかった・・・

それでは、健闘を祈る。ちなみに、次回はボイシングのお話です。これはもうちょっとシンプルな予感・・・

(4740文字、2時間)

 

 

フィーニックス

もう6.7年は前のことになるだろうか。当時の上司が、社内のブログみたいな広報誌に、アメリカ出張について書いていた。「今Phoenixでこの記事を書いています。現地ではフィーニックスと発音します。」

まさか6年後、同じ場所で同じことをしているとは思わなかった。フィーニックスでブログ書いてますよ!!

今共同プロジェクトを進めている顧客がネバダにいるのですが、ベガスとは遥か彼方に有りますので、田舎の空港からPhoenix経由でシカゴに帰っております。隔週でネバダに通っているのですが、シカゴからだとPhoenix経由が一番時間的にも良いので、毎週Phoenixにきていると言うわけです。

上司の記事を読んだのは2012年頃だろうか。いつか海外で仕事がしたいと思っていて、でもなかなかチャンスがなくて、、、という中で読んだからなおさら印象に残っているんだと思う。正直この冒頭のセンテンス以外は覚えてないけどね。笑

その後転職をし、3年間ハードワークして自分の成長を加速させ、管理職に昇格し、社内の公募制度を使ってアメリカに来た。2012年の自分には想像もつかない結果だと思う。じゃあ当時の自分に「頑張れば結果はついてくるから」とは言えないと思う。転職しなければこんな機会は得られなかっただろうし、転職したとしても、今の会社で、これまでの歴代上司に死ぬほど鍛えられたからこそアメリカへの道が拓けたわけで。運を引き寄せる努力はそれなりにしたと思うけど、最後は運だよね。

でも一つ思うのは、よっぽど突拍子も無いことじゃない限り、自分んで道筋を立てて設定した目標は、達成できるということね。いきなり「プロ野球選手になりたい」とかは厳しいけど、「自分がこういう人間になりたい」というのは」、ちゃんと本気で思っていれば、結構実現すると思う。実現しないのは、自分が本気でそうなりたいと思っていないからだと思う。あわよくば、なんて思ってたら絶対実現しないよ。こうなってないと自分は負け犬ぐらいに追い込めば、結構なんとかなる。笑

まあ、またしても好き放題書いてしまいましたが、全て本ブログのメインターゲットである、今頃試験対策に奔走している音楽が好きな大学生の役に立てばと思っています。言いたい放題言って「全て若者のために言ってるんだ」というのは完全に飲み屋のオッサンですねw 今超ハードな一週間が終わり、これから深夜便でシカゴに帰るところで、週末感出すためにビール飲んだところだから、勘弁してちょ・・・

(所要時間30分、1045文字)

初めてキーボードをはじめるあなたに(5)U-Fret先生もありでしょう

ご無沙汰しております。毎回投稿するたびにご無沙汰してる気がするから、次からこういう挨拶はやめにしよう。笑 さて皆様はその後お変わりありませんでしょうか?ワタクシはアメリカ生活に突入しそろそろ1年が経とうとしていますが、思ったように英語がペラペラになるわけじゃない、ということと、アメリカは素晴らしい国で正直ここに永住するのもアリかなぐらいに思うけど、実は日本もいいとこいっぱいあることに気づきました。月並み。笑

さて本日のお題は、U-fretです。知ってますか?このブログの読者様は若き夢見る駆け出しミュージシャンだと思いますが、以前のエントリーでも書いている通り、必ず耳コピの洗礼を受けるわけです。音楽を志すならば。クラシックは例外。耳コピ大変だよねえ。ワタクシもどれだけサボろうかと思ったことか。。。しかし!!そんなあなたに朗報。ここにきてプレゼンスを発揮しているのが、タイトルにもあるU-Fret先生なんですね。こいつはすごい。ほとんど全ての曲のコードがある。

無料ギターコード譜&歌詞検索 押さえ方も分かる! U-フレット

みなさん知っていましたか?もちろん当方がバンドを始めたばっかりの時も似たようなサービスはありました。が、素人にもわかるぐらいコードが間違えまくっているし、有名な曲しか出てこないしで、あまり使い勝手は良くありませんでした。それが!!!最近のサービスはすごい。もはや耳コピしなくてもいいんじゃないかとすら思えてしまうぐらいのクオリティの楽譜が手に入るんですよ!しかも無料!しかもすごい曲数!!これを使わない手はないということで、ワタクシのバンドでもコピー曲やるたびにこぞってU-fretを使っています。

ちなみに、当方はこれ使った方がいいと思います。多分賛否両論あると思うんですよ。これ。代表的な否定意見は以下でしょうか。

  1. 耳コピをしないと相対音感が鍛えられない
  2. テンションノートの記載が少ないから完コピから遠い
  3. U-fretにない曲をやることになる際に詰む

1については、半分正解。ただ、ソロのフレーズをコピーして研究する際に、必ず相対音感が鍛えられるので、正直コードの音取りで相対音感を鍛える必要はないと思います。2については、その通り。特にセブンス系はテンションノートの有無でまるで違う響きになるので、その違いがコピーできないのは結構致命的です。特にJpopやるならね。3についてもその通り。そういう曲は、やらない!笑

ということで結構否定的な意見って正しいんだけど、それでも初心者にはU-fret使って欲しいなと思います。というのは、簡単で楽しいから。ワタクシは大学入ってからずっとサークルで固定バンド(ずっと同じメンバーのバンド)を組んでいたので、極めてドロップアウトしにくい環境にいました。が、それでもあまりに耳コピができなさすぎて嫌になり、途中で本気でやめようと思いました。なんとか続いたのは固定バンドだったからであり、そうじゃなきゃやめていたと思う。でも、それってすごく勿体無いよね。音楽って本当は楽しいものなのに、楽しさにたどり着く前に辞めちゃう。一度そうやってやめた人は、相当な確変が起きない限り、2度と音楽をやり直す気にならないと思う。小学生の時にクラシックのピアノを習わされてすぐ辞めた人、この中にいませんか?皆様は音楽の世界に戻ってきたからいいものの、人によってはただ単純に難しいものだ、という挫折感を幼少期に抱いたままの場合がある。そんなつまらんことで、向こう80年間音楽に対する苦手意識が払拭されなかったら、これってめちゃくちゃ悲しいことだぜ。

ということで、U-fretはバンバン活用しましょう。皆様はコードネームを見てコードがタイムリーに弾けるような練習さえすればいろんなバンドでモテモテです。これで楽しさを満喫してから、自分の勉強のためにコードを耳コピする練習をすれば良いです。

皆様に残った課題は以下ですな。

  • コードネームをもとに和音を押さえることができない
  • テンションノートや、セブンスの付加など、ある程度の味付けが求められる

どうやるかって?これも実はある程度簡単にできます。それは、次回のお楽しみ!!笑

(単純に書くのに時間がかかるとも言う)

 

 (1746字、45分)

 

メキシコ出張記

 様々な人に脅されながら始まったメキシコ出張だったが、幸いにも、まったく何事もなく最終日を迎えていた。すっかり慣れっこのUberを使いこなし、颯爽とケレタロ空港(メキシコ)に到着、到着ロビーと出発ロビーを間違えながらも無事セキュリティゲート通過。そういえばバタバタしていてお土産を買えなかった。とりあえずいいテキーラを、と思い立ってDon Julioを購入。出発時刻を多少超過したものの、無事僕を乗せた飛行機はダラスに向かって飛び立った。

 機内で最後のシエスタを楽しみ、いよいよ到着予定時刻が近づいてくる。すると、突然のアナウンス。

 「出発ちょっと遅れたらダラスの上空が非常に混雑する時間に到着することになってしまいました。しかも今全然燃料載せてなくて上空を旋回できないからサンアントニオ空港に降りて給油します」

 突然のことにややざわつく機内。しかし僕は4時間も乗り継ぎ時間を見ていたから余裕である。全く動じない。給油してすぐ発車するならそんなに時間かからないだろう。ちょっと時間が厳しくなったが、まあ問題ないだろう。そう思って給油完了を待った。

 しばらく待った。だいぶ待った。全く完了しない。「あと20分で終わります」というアナウンス。いや、20分前にもあと20分て言ったような。。。結局飛んだのはサンアントニオ到着後、なんと1.5時間後。ダラス到着時には僕の飛行機は搭乗完了していた。

 実は翌日正午、日本へのフライトを予定していた。遅くとも朝10時までには必ずシカゴについていなければならない。現在20:30@ダラス。22:25のダラス発シカゴ行き最終便に振り替えできないと、日本行きの当日にシカゴに着くことになる。こんなこともあろうかと空港に停めた車には日本行きのスーツケースを用意してあったが、シカゴ着の飛行機がちょっとでも遅れたらアウトである。なんとしても今日中にシカゴに着きたい。

 しかし、ダラスでのアメリカ入国には様々なハードルがある。まず、ダラスはメキシコ便の玄関口であり、メキシコ人の入国希望者が多い。ただでさえ他の空港より時間がかかるのに、トランプ政権になってからますます時間を食う。平気で2時間待たされることもある。また、僕のビザには表示上のちょっとした問題があった。もちろんデータ上は何ら問題ないのだが、パスポートに貼り付けられているビザは有効期限が切れているように見えてしまう。入国の最終的な可否判断は入国管理官に委ねられるため、もめることが多い。つまり僕は、ダラス空港でこの2時間の間に、メキシコ人と共に入国審査に並び、パスポート上の表示不具合を入国管理官に説明し、22:25のフライトに振り替えてもらわないと、同日中にシカゴに到着することは絶望的である。この中の一つでもスタックしたら翌朝発となり、大きなリスクを負うことになる。

 ということを考えながら、ダラスの入国審査に到着。すると、めちゃくちゃ空いているではないか!!!!どうやら、ビザ保有者は別のレーンが使えるようになっているようだった(奇跡①)。続いて、意を決して入国管理官にアタック。涼しい顔をしてパスポートを渡すと、やはりパスポートを突っ込まれる。

 「これ、期限切れてるわよ」

 「いや、これは表示だけの問題で、データ上は問題ないと弁護士から聞いてます」

 「私は弁護士ではなくあなたに喋ってるんだけど」

 早速洗礼を受ける。そういえば、もう10年近く前になるが、シカゴでの入国でウソがバレて大変な思いをした。でもあの時に比べれば今回は会社の後ろ盾もあるし、気持ち的に余裕がある。あらかじめ用意してあった書類を出し、「ほら、オッケー出てますよ」と応酬。すると、よくわからないが「今回はOKしてあげるわ」ということで無事通過!(奇跡②)信じられないことがあるものだ。半分ダラス泊を覚悟していたが、だいぶ光が見えてきた。最後は飛行機の振り替えだ。これも、あらかじめ「おたくのフライトが遅れたから振り替えてくれと言っているんじゃないか!」とか、「俺は宿泊費を負担する気は全くない。床で寝ろというのか?」とか、思いつく限りの状況に応じた返しの文句を考えていた。半分血眼になってカウンターに詰め寄る。

 「ダラス行きの飛行機が遅れちゃったから、最終便に振り替えてくれませんか?」

 「OKよ。席あるから問題ないわね。はい、これチケット」

 なんとも拍子抜けだが、無事振り替えのチケットもゲット(奇跡③)。奇跡が3つも重なって、なんとか今日のうちにシカゴに帰れる。本当に助かった・・・

 ということで、いろんなアクシデントに見舞われながらも、奇跡が重なってなんとか帰ることができた(が、結局また飛行機が遅れて着陸がAM1:00、家に着いた時には2:00を回っていた。この原稿は日本行きのフライトの中で書いている。さすがに疲れた。それではまた次回)。

(2時間、2000文字)

ゆづ〜〜〜〜〜

羽生選手のコメントについて。「芸術とは、あきらかに、正しい技術、徹底された基礎によって裏付けされた表現力がないと、芸術として成り立たないと思っています」

はい!これ!賛否両論だけど直近のイメージもあって、賛成の人が多いんじゃなかろうか。
ピアニストの端くれとして、一応言っておくと、限りなく正論に近いけど、言い切ってはいけない!とピアニストの端くれとして思う。ここからは音楽について話すけど、21世紀の音楽において、技術的に優れていない音楽はないとおもいます。歌は下手なやつたくさんあるけど、ほとんどがたくみに編集されていてあまり下手だと感じさせない。なぜ技術的に優れているかというと、だれかに受け入れてもらうものには、技術が必要不可欠だからです。なんとなく自分の中に発散したい気持ちの塊があって、それを爆発させてアウトプットするのが芸術なんだけど、それだけだと誰も見てくれない。そのままだと受け手のことを考えてないからね。ということで、ここからが技術の出番。表現したい気持ちやメッセージを、どうやったら伝わるかを考えた上でアウトプットを作とええる。例えば、8分音符の裏拍にアクセントをつけ、躍動感のあるビートにしたいとする。この時、8分音符の裏拍を弾くのがヘタクソで、タイミングが前後にずれてると、躍動感は感じにくい。たとえ本人が相当に気持ち良さそうだとしてもね。

ということで、芸術それ自体は自分自身の表現でしかないので、他人にどう見られるかは関係ないんだけど、ほとんどの場合において、芸術というのは他人に見られることを前提として作られている。そうすると、見ただけで感じ取ってもらえるような記号化など、伝えるための技術が必要になるわけだ。

一方で、技術が全く不要なまま相手に伝わっちゃう例もある。例えば、Bossa Novaで有名なアントニオ・カルロス・ジョビンは、イパネマの娘で素人に女声ボーカルを頼んでいる。全然トレーニングもしていないはず。なのにカッコよく感じちゃう。ヘタウマというものです。つまり、技術がなくても人に見せる芸術としてさえ、成り立っている場合がある。レアだけど。

ということで、芸術を誰かに伝えたい場合は技術はほぼ必須です。ほとんどの場合、これに当てはまるだろうね。最初、テクニックなんて磨いても意味ないと思ってたけど全然違った。早いパッセージを弾けるようになって初めて、ゆっくりな曲で自分の好きなタイミングに好きな音を乗せることができるようになった。誰にも聞かれない山奥に一人で住むなら、特に技術なんて気にしなくても、自分の思う通りに音楽ひけばOKよ。自分がどっちを求めてるのかで、進む道を変えたほうがいいですね。

ではごきげんよう

(980字、15分)

 

 

 

 

今日は暖かい

相変わらず殺人的な仕事量で死にそうです。死んだらこのブログがとくダネとかに嗅ぎつけられて、やはり生前から仕事の量について不満を漏らしていた、みたいなコメントがされるんでしょうねえ。死なないけど。幸いにも学生時代、体力ギリギリまでバイトと遊びをやっておいたおかげで、意外となんとかなっています。大学生の頃、キーボードを始めたての頃、採譜がどうしてもできなくて、練習のたびに前日徹夜していたことを思い出す。今なんて、簡単な曲だったらルートと曲の構成しか書かなくなったよね。笑 それを考えるとすごい進歩。ま、もう10年やってるしなあ・・・

弊社は3月決算でございますので、今絶賛来期の計画策定に忙殺されています。弊社は結構特殊な会社で、各事業部がこれだと思うビジネスプランをプレゼンして、予算を取っていくスタイルになっています。このやり方は小さい組織で経営者人材を鍛えていくにはとても効果的なやり方。他の大企業だと、基本的に戦略を考えるのなんて部長以上の仕事。しかも部長になるのは40歳過ぎぐらいから。ここで初めて戦略を考えるなんてうまくいくわけないでしょ。もっと小さい組織で戦略立案をやり、たくさん失敗してたくさん学んで、ようやく大きな組織での戦略が語れるようになる。これが会社としても一番リスクが小さいと思う。弊社が狙っていたのはまさにそれで、この10年ぐらいはこのやり方が機能していたんだけど、ここ数年で急激に事業規模が拡大してきて、それに伴って語るべき戦略を大きくする必要に迫られてきた。そうするとチーム単位でチマチマ戦略を考えることが非常に非効率になり、結果、現地法人単位とか、カンパニー単位とかでしか戦略を作らなくなってきた。そうなると、戦略を考えるのはお偉いさん方の仕事になり、ペーペーの我々はそれを受けて必要なデータを作るだけ、という分担になる。戦略もクソもなくなる。大学生の各位はわからないかもしれませんが、作業になった瞬間、モチベーションも学びも全くなくなる。ただ単に時間を浪費するだけ。バイトばっかりやっている大学生読者の皆様は、「座って作業してるだけだったらいいじゃん」と思うと思いますが、これ全然ダメです。なぜなら、仕事を通じて自分の経験を上げていかなければならないから。なぜ経験値を上げる必要があるかというと、自分のやりたい仕事ややりたいワークスタイルを貫くためには、自分に経験がないといけないから。もし、経験値も上げずに、言われた仕事だけやっていて、それなりに給料をもらえる会社にいたとしたら、一生会社の命令に従わなければならなくなるよ。もしブラック目な会社に入っちゃって、かなり残業を強いる会社だとしても、毎日残業しなきゃいけなくなるよ。あとは、東芝みたいに急に業績が急落した時に、しがみつく以外に何の選択肢もなくなるよ。ちなみに、知り合いの転職エージェントに聞いたけど、東芝社員が転職サイトにめちゃくちゃ登録してるって。何だけど、あまりに偏りすぎた治験しかないから紹介できる仕事がないんだってさ。これ、完全に詰んだよね。泥舟とわかってる会社に最後までい続けなければならない。さっさと倒産するならまだしも、これがダラダラ延命しちゃったら、例えば40歳から10年間、風前の灯みたいな会社で言われたことを黙々とやらざるを得なかったら、50歳で会社を放り出されてもどこも拾ってくれないよ。
ちなみに、今回は東芝の話だけど、読者様は知らないかもしれないけど、10年前は シャープという会社は大絶賛されていたんだよ。業績も超良かったし、就職の人気も高かった。その前で言えば山一證券とか、JALとか、、、このクラスの会社なんて日本に100社ぐらいしかないと思うんだけど、そのうち数社は経営危機もしくは経営破綻しているわけよ。大企業に入っても、もし言われたことしかしてなかったら、数%の確率で人生が詰む可能性があるということ。だからこそ、キャリア形成は自分ごとだと思って積極的に考えた方がいい。ただし、入って数年は自分のやりたいことが叶うとは限らない。そんなに簡単に異動にもならないし。だからこそ、入って数年をどういう風に過ごしたいかを決め、その上でそういう過ごし方ができそうな会社に入った方がいい。新卒後数年というのは本当にリスクが高いから。だって、入社2年目で自分の会社が潰れたらどうする?スキルも何にもないのに社会に放り出されるわけ。これだけは避けた方がいい。とりあえず10年ぐらいは潰れなさそうで、初期のキャリア形成が思い通りにできそうな会社を選んだ方がいい。そして、途中から自分がどんな人間になりたいか、どういう30代を過ごしたいかを徐々に考え始め、27ぐらいから準備を始め、必要なスキルを一つずつゲットしていくのが一番いいと思う。
ちなみにワタクシは、28歳の時、①収益に責任を持つ立場②マネジメント③海外勤務経験をやっておかなければならないと思い、転職した。そろそろ4年ぐらいになるけど(トシがバレちゃう)、幸いにも3つとも経験できたからこの転職は大成功。殺人的に忙しいけど、趣味をやりながら、結婚し、キャリアに必要なスキルも得ることができた。最高形すな。

ということで、今日は暖かいです(タイトルに戻った)。日中、曇りで3度だとしても今日は暖かくて気持ちがいい日だ、と思えるようになった。ちなみにシカゴは気温に波があるものの、寒いと−20度とかはザラにあるからね。それに比べると死ぬほど暖かい。東京の各位、5度ぐらいでびびってんじゃねええ!!!!!!!

それではご機嫌よう。

(35分、2292文字)