今年もいろいろありました - バンド編その2とアメリカ編

はい。前回、あまりに調子こいて筆を思うままに進めまくってしまった結果、仕事とバンドの両立について好き放題書いてしまって全然バンドの話ができませんでした!笑
ということで続き、いきます。

(前回のお話はこちら

うまいこと練習と仕事のバランスを取りながら進んでいましたが、PV撮影とレコーディングだけは完全にド平日でした。未だに覚えてるけどレコーディングは11月の金曜日に2回、PVは年明けの1月の水曜日でした。私の事業部では、マネージャー陣が全員集まる会議が毎週金曜日に開催されており、レコーディングは完全に丸被り。これは困った。ので、とりあえず事業部長に速攻で相談。このとき、多分9月下旬ぐらい。これだけ先の話なら、事業部長もNGを出すことはないはず。意を決して聞いてみる。

ぼく「11月、2回ほど金曜の午後に私用が入ってしまいました。定例会の時間、ずらすことできますでしょうか?」
事業部長「全然OK。会議室の手配とみんなの予定調整だけよろしくね。あ、でも午後出るならランチミーティングにしようか。会社の金でおいしい弁当とか買ってさ!」

ということで快諾。よかった。ここで絶対やっていけないのは、会議の時間に別件が入っている=会議出れないです、という旨で相談してしまうこと。この優先順位の判断は間違えない方がいい。「外せない私用>全員参加での定例会>いつもの日時」という順番。プライベートが一番重要。ワタクシは一番新米のマネージャーだったのですが、先輩だろうが事業部長だろうが、予定が空いていれば、自分の私用のために全員の会議をずらすことは全く問題ない。日本企業だと、プライベートが第一という概念が薄い上司が結構いるので、この優先順位を印籠のごとく振りかざすと煙たがられるけど、基本的にこれに反対する人はいない。あとは、日時をいつもと変更するから、前日にリマインドを入れておけば完璧。むしろ、しっかりしているという印象になる。ということで、クソうまい弁当を注文し、ランチミーティングをし、タクってレコーディング現場に向かいました。笑

そんなこんなでギリギリのところをうまくすり抜け、1年近くバンド活動をやっていましたが、突然の事件で卒業することになりました。

アメリカ転勤

です。これは本当に驚いた。ここ10年間、ずっと一度海外で働きたいと思っていたけど、まさかこのタイミングとは。正直、バンドが乗りに乗っていたタイミングでもあったし、またの機会にしようかなとも思ったけど、実はアメリカ転勤は相当に千載一遇のチャンスなので行くことにした。理由は2つ。

  1. ビザが非常に取りにくい
    まずこれね。仮に将来、自力で海外で働こうと思っても、未経験でいきなりアメリカで働くことは現実的にほぼ不可能。読者の皆様にはあまり絶望感を味わわせるつもりはないんだけど、仮にアメリカの大学を卒業した場合、卒業生にはインターンビザという1年限定のビザが発給される。これをもとにアメリカの企業で働き、働きながら別の就労ビザ(H1が多い)をゲットすることになるんだけど、H1というのは専門職ビザで、基本的にはその分野に対する業務経験(=就業年数)がないと取得できない。つまり、1年そこら働いたぐらいじゃ、基本的にはH1ビザは取得できないということ。一方、駐在員はL1ビザという、グローバル企業の社内異動用ビザが簡単に取れるので超楽勝。でもこのビザは本社で1年以上働いた実績がなきゃいけないから、米国大学出身者はほぼ取れない。
    ということで、コネやカネなしでアメリカで合法的に就労するのはかなり難しい。ましてや現政権は移民の縮小を進めているだけに、今後もっと厳しくなる可能性がある。
  2. 会社の注力分野ではない
    ワタクシの会社はものづくりに関連した企業のため、主戦場は中国・東南アジアです。つまり北米はあんまり注力していない。だから、海外行きたいです!と言ったとしても、ほとんどの場合はタイかベトナムか中国に飛ばされるわけ。北米で人が必要になるケースは相当低いから、それを引き当てることもかなりレアケース。あと、キャリア上、転職したとしてもメーカー関連になる可能性が高く、仮に転職してもアジアになる可能性が高い。つまり、このチャンスを逃すとアメリカで働ける可能性ってほとんどなくなっちゃうということ。

 ということで、今回のアメリカは千載一遇だったというわけ。
さて、4か月生活してみての感想ですが、

  • とにかくフランク
  • みんな英語うまい
  • 合理的

 あたりに尽きるね。まずとにかくフランク。スモールトークから、会議中にジョークを挟んじゃう感じから、店員とのやりとりから、、、、何から何までとにかくフランク。別に無礼だなと感じないのは、恐らくみんな笑顔で楽しそうだから。例えばハンバーガー屋に入ったとき、仮にも客が入店したのにも関わらずずっと店員同士で雑談している。いよいよ注文しようとレジに近づくと、笑顔で「Hi, how can I help you?(意訳:ご注文お決まりですか?)」と言われる。これ、日本でやったら即刻炎上するんだろうけど、実際に目にすると、本人たち楽しそうだし、笑顔だし、別にこっちに悪いこと何もしてないし、全く嫌な気持ちはしない。日本だったら、客が店に入った瞬間に身体を緊張させて、「いらっしゃいませ!」と言い、客の挙動を無言で見守らなきゃいけないんだろうなあ。この違いはなんだろう。

 そして、当たり前だけどみんな英語うまい。ネイティブだから当たり前だけど。笑 他の多くの国って、基本的には外国語としての英語で話す。もちろん僕もそう。だけどこっちは完全にネイティブだから、本当にうまいし早いし、とにかく容赦ない。だけどその分、とても勉強になる。しかもシカゴというのは東西海岸と違って最近は移民が(多分)少なくて、外国人と接する機会が少ない人が多い印象。だからみんな平気で早口でしゃべる。このレベルであと数年間もみくちゃにされたら、他の国に行ったら相当アドバンテージなんじゃなかろうか。
ただし、映画の英語を理解するとか、小説を全部英語で読めるとか、ネイティブとの会話を100%理解するとかいうレベルは全く別の話。相当にレベルが上がらないと厳しい。仕事の英語の方がよっぽど楽勝。だから、転職の募集要項に「ビジネスレベルの英語」って書いてあったら、結構な人は自分はほぼ条件を満たしていると考えていいと思う。日常会話レベルの方がよっぽどレベル高いと思うよ。笑

そして合理的。とにかく信じられないぐらい合理的。いかに人手をかけずに目的を達成するかに、クレイジーなほどにこだわっている。
例えば、日本のETCのような機械が15ドルで購入できて、ウェブでクレジットカードと一瞬で連携できたり、銀行のATMがドライブスルーになっていたり。
この合理性信仰のおかげで、合理的なやり方できない領域の品質向上を目指さないようになる。例えば、人参は特定の形にカットしたものしか置いていないし、魚をおろすサービスとかはない。人に無理な作業をやらせないから、その分仕事がみんなよくも悪くもテキトー。でもシステムがちゃんとしてるからテキトーさが致命傷になることは少ない。そして、この結果、人が介在する領域が減るから人件費が上がっても全体のコストがそこまであがらない。人が不要になるけど、新しいビジネスがどんどん増えてるから失業者はそんなに増えない。この仕組みを見ていると、日本人がどれだけ閉塞感の中で生きているかよく分かる。もちろんメシも店員のサービスも、なにからなにまで日本の品質ってすごいんだけど、その代償がこの閉塞感につながっているのだとしたら、多少テキトーでもいいから可能性を感じる場所で生きていたい。

どうですか。みんなアメリカ行きたくなったでしょう。メシだけはちょっと残念な気もするけど、それでも多少カネを積めばおいしいもの食べられるし、なにより毎日そこそこのメシ食ってると慣れてくるよ!笑

アメリカの生活については、日々気づきがあるので、まとめて話すの難しいね。アメリカライフ用にTwitter始めてみたので、よろしければどうぞ。

twitter.com

それでは今日はこのへんで。今年はこれで更新最後かなーーーみなさんよいお年をお迎えください。

(1時間10分、3390字)

 

今年もいろいろありました - バンド編 その1

はいはいはいはい結局、またしてもほったらかしになりました。すいません。渡米後、友達と飲むこともなくなり、夜はおとなしく帰ることが多かったので、更新頻度上がるかなと思ったのですが、最近DTMにハマり、かつ仕事が殺人的に忙しくなってきましたので、ほぼ時間ありませんでした!すいません。やっぱり明確に時間を作らなきゃダメだね。

さて、あっという間に年末を迎えることとなりました。今年は本当にいろいろあった。以下、備忘録でつらつら書いておきます。

  • バンドでCD全国流通
    これね。これが今年一番のハイライトかな。2016年の夏に加入して、2016年末にレコーディング、今年の冬にPV撮影等を進め、4月末に満を持してアルバムリリース!!!!
    このバンド加入への経緯はかなり複雑でした。詳細は省きますが、とにかく交友関係が繋がりまくった結果たどり着き、ライブ見たらめちゃくちゃかっこよかったから、猛アタックしました。笑 このバンドには鍵盤必要だよ!!!と。笑
    渋谷のカフェの店長が立上げたバンドで、もともとは箱バンドぐらいの位置づけだったみたいなんだけど、渋谷のいろんなライブバーとつながったりして活動が本格化。渋谷を飛び出して夏フェスに出たり、有名人をゲストに呼んでイベント打ったり、楽しいこといろいろやってたら、カフェ系列のレーベルでCD出してくれることになったという。
    当然だけど当方はしがないサラリーマンなので平日はマジでがっつり仕事をし、平日夜と週末をうまく使って参加していました。
    社会人が仕事以外のアクティビティ(家庭生活や趣味など)とどうやって向き合うか、というのは一つ大きなテーマだと思う。もともと当方は社畜度高めなので長時間労働が基本のため、平日は仕事以外の予定を入れるとか、全くあり得ないと思ってた。せいぜい飲み会ぐらいか。飲み会がなければ、基本的に毎日21時ぐらいまで働き、週に数回は終電、というかんじだった。
    でもこのバンドをやるためには、平日絶対に練習に行かなければならない。20:30スタートだったから、なにがあっても週に1回、20:00に会社を出なければならなかった。最初絶対無理だと思ったけど、これを実現するために朝早くから仕事をするようになった。そうすると、夜眠くなるので、帰ったら無駄な夜更かしをせずにすぐ寝るようになった。かくして、朝型のワークスタイルを手に入れ、夜は週に1回、確実に練習に参加することができるようになった。
    大学生の読者様の中には、「げーーーなんでこの人こんなに働いてるの!意味不明。バカじゃないの?」と思っている人もいるでしょう。実際バカなのかもしれない。実は、本当に空気を読まなければ、大体の会社は、毎日6時に帰ることもできるよ。なんだけど、成熟していない会社だと、チャレンジングな仕事を任されるには、ある程度量をこなせることを上司に示さないといけない。ウチの会社も未成熟なため、御多分に漏れずそんな状況でした。ということで、当方も結果的に仕事量が多いことを厭わなかった。ちなみに、ほとんどの日本企業はそんなもんよ。地方の小さい会社とかだと、サクっと帰れるらしいけど。。。
    ともかく、この会社にいる状況で、キャリアを犠牲にせずに音楽ライフを充実させるためには、「仕事の量を減らさずに早く帰る」という、一見すると矛盾した目標を達成しなければならない。なんだけど、実は矛盾していない。まず早起きして会社に行けば、夜早く帰っても仕事の時間はあまり減らない。また、朝は人が少ないから作業がはかどる。これ、大学生からしたら驚くかもしれないけど、残業時間になると余計な雑談(もしくは、仕事の話なんだけど生産性の非常に低い会話)を仕掛けてくるヤツが必ずいる。あと、基本的に人間は夜は効率上がらないから、夜の残業は生産性が落ちる。つまり、早朝に仕事をすることで、効率が上がるから、仕事の量そのままで時間短縮ができる。
    ということで、このバンドをやるために仕事への取り組み方と自分のタイムスケジュールを変え、なんとか両立させることができたわけ!!自分がやりたいことを明確にし、環境と所与の条件を整理して、自分の行動のどこを変化させるのか冷静に見極め、ストイックに実行する。これはどんな活動においても超重要。これができないと、「変化に対応できないヤツ」のレッテルを貼られるし、自分が得たい成果なんて何も成し遂げることができない。

だいぶ長くなってしまった。ということで、今日はここまで。笑 次回は、ド平日にPV撮影を入れられた時の、上司へのネゴ方法と、渡米編です。今年は本当に盛りだくさん・・・

 

(40分、1988文字)

 

Day11 -ブルーノマーズ!!!(ライブレポ)-

昨日書けなかったので。みてきましたよブルーノマーズ!!これは完全にアメリカ住まいの特権ですね。素晴らしいタイミングでシカゴに来られましたので、450ドル払ってチケット取りました。ちなみに、みんなにはさんざんシカゴ住まいだと言っていますが、職場はシカゴから高速を1時間ぶっ飛ばしてようやくつく場所にあります。笑 シカゴ郊外とかいってるけど、用賀料金所から東名1時間ぶっ飛ばしたら普通に小田原ぐらいまでは行けそうだよね。まあそんな街に住んでいます。

さてまた話が逸れそうでしたが、今日はちゃんとブルーノマーズについて語らなければ。曲順は忘れちゃったけど曲目はこんな感じ(ちょっと違うかも):

Locked out of Heaven
Treasure
When I was your man
Just the way you are
Runaway baby
Marry you
Talking to the moon
24K Magic
Chunky
Perm
That's what I like
Versace on the floor
Straight up & down
Calling All my lovelies
Finesse
Too good to say goodby
Uptown funk

ツアータイトルがアルバム名なだけあって、アルバム24K magicの曲は全部やっていました。そのほかの曲も過去のアルバムの人気曲をしっかり押さえてあって、誰でも楽しめるような内容になっています。

驚いたのはバックミュージシャンのマルチプレーヤーっぷり。「歌って踊れるアイドル」なんて全然甘い。あいつら、管楽器とコーラスとダンスと鍵盤やってるんだぜ!!!!!信じられない。恐らく最低限の人数でバンドを組んで、そのメンバーでずっとツアーを回るってのがコンセプトなんだろうね。メンバーの入れ替えは一切なし。ドラム・ベース・鍵盤・ギター・ペット・サックス・トロンボーン・MC・ボーカルの10人で全てやっていた。24K Magicの冒頭のトークボックスとかはさすがに同期使ってたけどね。

今回は会場がUnited Centerという、United airlinesがネーミングライツを持っているシカゴブルズの本拠地だったんだけど(ややこしい)、とにかくでかい!!!!3階の端っことか、youtube見てた方がいいんじゃないかと思うぐらい広い。笑 

一方で、ライブそのものに死ぬほど感動したかというと、そこまででもなかった。エンターテイメントとして楽しいか楽しくないかと言ったらとても楽しいんだけど、アートとして見にいくもんじゃないね。数年前にアリシア横浜アリーナで見たときは席が遠くてもすごく感動したんだけど、今回はそうでもなかった。それよりよっぽど、先週ニューヨークで見たErick harlandというドラマーの方が無名だけど感動した。個人的には、音楽には魂の叫びがないとダメなんだよなあ。ただうまいだけじゃダメで、なにかハッとさせるものが必要。基本的にはボーカルで一番感じやすいけど、今回はドラマーだった。ドラムも表現力豊かだよね。本当はピアノもすごく感動すると思うんだけど、最近のピアニストはなんというか、ソツなくうまいやつが多い気がする。伴奏者としては申し分ないんだけど、そんなに聞くためにカネ払ってるんじゃないから、と言いたい。いやもちろん職業音楽家としてやっていくにはとても重要な要素なんだけどね!!

当然ブルーノマーズがソツなくやってるただのチケット泥棒というつもりは全くないし、450ドル払った価値は十分あったと思わせる内容だった。なんだけど、すごく偏狭な趣味である当方にとっては、やや右脳が不完全燃焼かな、という感触でした。

日本では2日しかやらないんだよね!!!大してオススメしてないような書きぶりになっちゃったけど、絶対見た方がいいのは間違いないから。(でも、4万5千円をこのチケットに使うならタイで貧乏旅行した方がいいと思うのは事実・・・)

ということで、お金に余裕のある社会人音楽家の各位につきましては、絶対に見に行った方がいいと思いますわね。それでは今日はこのへんで。

(所要時間25分、1722文字)

 

 

 

 

 

Day 10 -日本ではお盆も終わりましたね-

どうもみなさま、日本は月曜日ですね。このサイトのメインターゲットである大学生の皆様は今絶賛夏休み中で、曜日の感覚なんてどっかいっちゃったよね。社会人の皆様は、お盆も終わっちゃってだいぶ憂鬱な月曜日を迎えていることと思います。御愁傷様でございます。大学生の皆様に言っておくと、先週まではお盆期間ということもあって、仮に自分が出社していたとしても取引先が一部休んでいたり、取引先の担当者がなかったり、全体的に仕事の進みが遅いんです。こういう時は緊急度が低いけど重要度が高いタスクに集中できるからすごく楽しいわけ。例えば営業だったら、普段だったら客が依頼してくる見積もりの計算とか客への提案に追われるんだけど、そういうのがないから、部署として狙うべき新たな市場の検討とか、もうちょっと中長期の販売戦略検討とか、楽しい仕事ができるわけ。多分想像つかないだろうけど。。。
ちなみに、個人的に大学生で絶対やっとくべきだなと思ったのはインターンと海外旅行ね。大学生の時はこの二つにどんなメリットがあるのか全くわからなくてひたすらバンドばっかりやっていたんだけど、最短で2つ合わせても3週間でできるし、海外旅行も東南アジアなら相当安く行けるから絶対行くべき!!!親にカネ借りてでも行ったほうがいい。日本で学生やってるだけの人は、世界を知らなさすぎる。騙されたと思って行ってみてほしい。だいたいバンドサークルの奴らって旅行もインターンもやらないんだけど、本当に就活で苦労するよ。バンドサークルって、人が集まって一つのゴールを目指すという意味ではとても就活でのウケがいいはずなんだけど、ほとんどの人が、自分のサークルを客観的な立場に自分を置いて俯瞰したことがないから全然客観的に語れない。自分がやってきたことって、よっぽど優秀な人じゃない限り、別の環境との比較でしか語れないからね。そういう意味でも、インターンと海外旅行は自分の置かれてる環境と全然違う環境だからすごくおすすめ。だいたい、将来会社員になろうとしてる人が、就職活動の段階で、仕事がどのように進んでいくのか全くイメージ持っていないってとても危険だと思うよ。ワタクシはまさにそうだったんだけど!笑
海外旅行は単純に趣味に近いと思うけど、やったことないなら絶対にやっといたほうがいい。日本という国を客観的に見るなら絶対に海外に行ったほうがいい。携帯電話にしろカーナビにしろウォシュレットにしろ、国内市場だけを見つめ続けた結果ガラパゴス化しているものがたくさんある(良い結果を及ぼす場合も稀にあるけどほとんどはマイナス)。みなさんが働き盛りになる頃には人口の25%が高齢者になっているという試算もあるのですが、社会保障の問題もさることながら、消費が減るよね。おまけに人口も減っている。こんな市場で会社だけ成長するなんてことはない。成長しない会社はどれだけ一生懸命やってもちっとも生活が楽にならない。例えばアメリカだったら毎日定時で帰っても800万ぐらいもらえるからね。日本で800万もらおうとしたら、定時で帰ることはほぼあり得ないと思ったほうがいい。クソみたいに混んでる電車に1時間乗り、痴漢に間違われないかとビクビクし、20時か21時頃にようやく会社を出る。そしてまた1時間電車に乗って家に着くのは深夜。報道ステーション見ながらメシを食って寝るみたいな(メシを作って待ってくれる妻がいなかったらコンビニ弁当ですよ!)。
もし読者様が海外に興味を持ったら、会社の事業を海外で伸ばそう、という提案が自然と出てくるようになる。でもそれは恐ろしいことに、海外に行ったことがない人には出てこないアイデア。だって怖いもん。行ったことないとこでビジネスが成功するイメージが持てないもん。でももし大学時代にタイに行ったことがあって、例えばタイのペットボトルが水漏れしてたことを思い出せれば、そんな品質の国に日本の商品を持っていけば絶対成功するというイメージが持てるよね。そしたら、日本は低調だけど海外事業が好調、ということで会社が成長する。成長すると仕事はどんどん楽しくなる。明るい話題が増えて会社も明るくなる。

皆様、音楽に打ち込むのはもちろん素晴らしいことです。僕もそういう大学生活を送ってきて今ほとんど悔いはないのですが、その中で3週間だけでいいから、海外旅行とインターンに使ってみてはどうでしょうか。オジサンのたわ言といえばそれまでなんだけど、失敗から生まれるアドバイスや教訓というのはそれなりに合理性があるものよ。特異な成功例を真似るというのが一番うまく行かないパターン。でも世の中は口当たりの良い成功事例に満ち溢れているのである。合格体験記とか、本当にアテにしちゃダメだぜ。

ということで長くなりましたが、酔ったジジイの人生訓でした。本当は、今日はブルーノマーズのライブレポートをしようと思ったんだけど笑、ツラツラ書いていたら全く関係ない話題で盛り上がってしまった。まあこんな時もあるでしょう、ということで。

(所要時間40分、2000字)

 

 

 

Day 6 -時差ボケ地獄-

あっという間に6日目。ここで言いたいのは2点。

・時差ボケがしんどい

ほんとこれ。日本とは14時間離れているため、ほぼ昼夜逆転です。時差ボケなんて全然問題ないと思ったんだけど、夜の9時ぐらいには眠くなってくるし、でもそのくせ寝ても5時間ぐらいで起きちゃって、そのあと寝付けないし、結構辛い。これ書いてるのも朝。でもまあ、朝型なのは良いことなので、引き続き早く寝るようにしよう。

・居酒屋がない(+メシがうまくない)

ほんとこれ!!!!ローカルスタッフと夕食に行くことはほぼないし、そもそも全員車で移動だから飲みに行くことも全くない。日本人同士でもね。このままだとこの数年間、全く飲まずに終わりそう。家で飲むぐらいか。信じられないぐらい健康的。でも家と職場の往復だけだとさすがに精神に支障をきたしそうなので、やっぱり電車使えるエリアに住みたいなあ。
メシについては今更改めて言うこともないと思いますが、ハズレを引くとひどい。インド人がやってるカレー屋行ってバターチキンカレー頼んだんだけど、全くスパイスの香りを感じず、辛くもなく、とにかく脂っこいだけのペーストが1kg出てくる。しかもナン頼んだらデフォルトでご飯もついてて、主食が倍。注文の時に言ってくれよ・・・
人からオススメされる店はおいしい。おいしいとは言っても、日本のレベルには追いつきませんがね。まあまあなんです。日本食もコリアンもベトナム料理も、それなりにうまい。豚キム定食1000円みたいな。そんなに高いわけでもない。なんだけど、今日はせっかくだからうまいもの食おう、みたいなテンションには決してならない。日常の飯を淡々と食べるだけ。ダウンタウンが最後の望みだがあっちもコッテリしてそうなんだよなあ・・・

時差ボケはいずれ解消するとして、とにかくこの食事問題は本当に深刻。もうちょっと時間が経って色々開拓できれば、解決するのかなあ。今ホテル暮らしなので、自炊もできず、食事は結構困りどころ。それでいてこのホテル暮らしがあと3週間ぐらいは続きそうという・・・

(今日は原稿用紙2枚分。所要時間15分)

 

 

Day 1 -ついに移住開始-

このブログ、黙っててもみんな来てくれるからちょっと仕事が忙しくてなかなか更新していなかったのですが、せっかく海外に住むことになったので、つらつら書いてみることにします。

ということで、はい来ましたシカゴ。正確にはシカゴではなく、郊外の街です。Schaumburgというところ。要するに、マンションは川崎なんだけど、地方に旅行するときは「東京から来ました」って言うアレと同じです。つまりベッドタウン。ちょっと東京と違うのは、ベッドタウンに会社があるところ。

どんな街かと言うと、とにかく車がないと全く成り立たない。デカい家と広大なショッピングモールと自然公園とゴルフ場がミックスされた土地で、とにかくどこに行くにも車が必要。最初、車通勤はテンション上がる!とか思ってワクワクしていましたが、単純にめんどくさいだけですね。でもまあ、東京の電車の湿気と混雑から逃げられるのは良いかもしれない。

ちなみに車については、いろいろ想像していたのですが、無難にホンダCIVICでした。新車。中古の車を渡されると想定、かつ車内のリスニング環境を考えて音質の良いCDを持って来たのですが(それも結構な枚数)、CDなんていうオワコンなプラットフォームとはとっくにオサラバしていました。さすがアメリカ。持ってきたCD聞く場所がないね。

今日のお昼は会社の日本人たちとトンカツを食べ、夕食はWhole Foodsのサラダを買って帰宅。Whole Foodsはちょっと高いけど、サッと食べられるサラダとかが充実していて楽しいかもしれない。これだ。

それにしても、日本のコンビニの素晴らしさに早くも感激している。あんな激近な場所に、24時間やっててなんでも揃う店があるとか、本当にありえないから!!!だいたいスーパーの食材は何でも大きいしね。田舎で一人暮らしってのは結構大変なもんなんだなあーーーー

ということで、基本的には思ったことをそのまま書いていくスタイルでお届けします。真剣に構成を考えて書くと時間かかるし疲れるしで、あんまし楽しくないことに気づいたね。

 

 

エレピのエフェクトについて

はい大変にご無沙汰しておりますwみんなこのサイト覚えてくれてるかな?その後、一人前のキーボーディストになれていますでしょうか?まだまだ?では引き続き購読くださいw

今回はエフェクターの使い方について解説します。あ、ちなみに私が選ぶアルバム9枚のレビュー連載は全然人気なかったので一旦休止します。w

皆様、エフェクターといえばどんなものを連想するでしょうか?オルガンにオーバードライブとか、クラビネットにワウとかでしょうか?

喝!!!!!!!そんな飛び道具みたいな音、使い所ないでしょう。そんな音をゴリゴリ使って許されるのはJohn LordとNeal Evansぐらいでしょう。

いいですか、皆さん。みなさんは歌モノのバックができることが目標なんです。歌に「勝って」しまったら失敗です。負けです。そのうちバンドに呼ばれなくなります。
ではエフェクトに何の目的があるのか?それは、サウンド全体の雰囲気を変えることです。歌に勝たずにサウンドの雰囲気を変えるためには、「パッと聞いてもエフェクトがかかってるかよくわからないけど、サウンドが変わった気がする」状態を作ることが大切です。
正直言って、よく聞こえるエフェクトの3倍ぐらい、「かかってるかよく分からないけどサウンドに影響を及ぼしているエフェクト」があります。今回は、エレピ(Rhodes)に使われる地味なエフェクトを解説したいと思います。これ、多分他のサイトでは解説してないですよ。超重要なんだけど説明しにくいから、僕にとってもチャレンジです。それではいきましょう。

Rhodesはみんな知ってるよね。ローズ。Fender Rhodesとも呼ばれますが、エレピの中では最も有名な音ね。商標の関係で、各社のシンセには「Vintage EP」とかそういう名前でプリセットに入っていると思います。
ローズほどエフェクトをかけまくる楽器も珍しいと思う。生で鳴らすことはほぼ皆無。使われるのは、メインどころではこんなかんじでしょうか?実際どんなかんじになるかは

・コーラス
微妙にピッチをズラした音を重ねるエフェクト。かけまくるとハイスタのNothingのイントロギターみたいなかんじになる。薄くかけた時の参考音源がなかなかないんだけど、基本的にはエレクトリックなかんじのサウンドを狙いたい時に使う。あくまでほんの少しね。
一応Rhodesにかけた場合の参考例。これはインストだから結構強めにかけている印象。


Sky High ROOT SOUL feat.CRO-MAGNON

 

フェイザー
これもよく使われるね。音の位相(Phaze)を変化させるからフェイザー。言葉で聞いても全くわからないと思う。笑
Rhodesとフェイザーの組み合わせで最も有名なのはRichard Teeでしょう。その昔、1970年代に大人気だったキーボーディストね。みなさん、覚えておくように。この人も相当強めにかけている印象。Jamiroquaiの鍵盤の人もだいぶかけてるね。Jamiroquaiも相当ファンク色が強いから、ある程度アクの強い音でもあまり気にならない。


Jamiroquai - Cosmic Girl (album version)

改めて聞いたけどこれはコーラスもかかってるね多分笑 ちょっとわかりにくいけど、まあウネウネした感じということがわかっていただければ!どちらかというと日本の歌モノにはあまり使われないような気がする。

 

トレモロ
これが頻度2位。ボリュームを自動で上げ下げしてくれる機能。ビブラートに近いかな。かけすぎるとグワングワンして気持ち悪い。笑

使用例を探そうとしたんだけどあまりにわかりにくすぎるのでやめました。笑 どうしても!という場合は、Grover Washington Jr. の Just the two of usのイントロを参照ください!これは相当トレモロかかってるんだけど、フェイザーもかかっちゃっててちょっとよくわかりにくいと思う。
あまりクセがないエフェクトなので、エフェクトなしだとちょっと奥行き出ないな、という時に頻繁に使われます。大抵とてもわかりにくかったり、他のエフェクトに埋もれてたりするのでよくわからないと思う。ま、自分でかけて録音してみたら相当違いがわかると思うから試してちょーよ!


・アンプシミュレーター
はい最後。堂々一位。これは、かけまくるとディストーションみたいになる。つまり軽い歪みってことね。もともとRhodesは本体のアンプを通すと軽く歪む特性があって、もはやこの歪みも含めてRhodesのサウンドといっても間違いないぐらい。なのでNord以外のほぼ全ての鍵盤ではデフォルトでかかってます。そういう意味ではあまり意識することはないかもしれない。。。でもホント使われてるんだぜ・・・

ということで、Rhodesに使う地味なエフェクタを中心に解説してみました。結構わかりにくいよね。とにかく、これはうすーくかけてみて、原音との違いを確認してみる作業が必須です。ここまで解説してきてアレだけど、正直言って最近のシンセはデフォルト音源のエフェクトがかなりセンス良いので、無理やり変える必要はないかもしれない。実際ワタクシもヤマハのMotif使っていた頃はコーラスとトレモロを時々追加するぐらいだったかなあ。

それではまた。